海辺のエトランゼを観てきた話。




暑い夏もすっかり終わり秋の涼しさが

感じられるようになりました。

令和2年のヲタクの夏は現場がない

代わりに配信三昧の毎日でした。



ライブだけでなく朗読劇など普段は

見ないようなジャンルを見ることが

出来たのも配信というハードルの低さが

あったからかな?と思います。





そんな秋のはじまり、私は9/11(金)より

公開された海辺のエトランゼを観に行きました。



元々私は男性同士の作品を読むことがあり、

最初は大倉くん(関ジャニ)の主演映画を

観たくて検索していました。

その時Twitterでフォロワーさんが海辺のエトランゼを観に行った、という内容のツイートをされており、初めてその作品を知りました。



一目見てからあ、絵が好きだ、と思いました。

たまに買うアニメ誌の特集に海辺のエトランゼの名前があったのでネットで注文しそのまま

原作を読むことにしました。

沖縄の風景、ゆったりとした時間や音が

漫画からでも聴こえてくるようでした。



"特別じゃない、ただ恋をしている"

映画のキャッチコピーにそうあるように、

2人の青年が時に真っ直ぐ、時に相手の

幸せについて考えたりしながら恋を

していました。

母親を亡くした実央が島を離れたり、

婚約破棄して沖縄に移り住んだ駿の

元婚約者が出てきたり。何もないわけじゃない

けれど、それでも2人は他の人たちが恋を

するように、愛し合うのと同じように

心と身体と時間を重ねていきます。




駿が実央のことを好きだからこそ、

普通の女の子を好きになって幸せになって

ほしいって思うんだろうし、でもそもそも

実央の幸せってなんだ?とも思うし。

だけど、駿が普通の幸せにぶつかる度に

実央は駿が好きだよって伝えてくれるん

ですよね。




普通ってなんだろう。

普通の世界にいる人からしたら普通なんて

つまらないと思うかもしれないし、

退屈だっていう人もいるかもしれない。



だけど、普通じゃないと思ってる人にとって

普通であることは手を伸ばしても届かない

居場所だと思うし、きっとどれだけ気持ちを

処理しても普通への憧れって消えないんだと

思うんです。




それでも生きていかなきゃいけない。

そのままの自分を。

でも駿の隣には実央がいる。

それだけが変わらない事実なら、

事実なら私はやっぱりそれを幸せと

呼びたい。普通じゃなくてもいい、とは

言えないけれど2人がいれば幸せだねって

そう言いたいなぁと思いました。




映画は沖縄から駿の故郷へ2人で一緒に

行く、というところで終わりましたが、

舞台を北海道に移した続編、春風のエトランゼ。

こちらはぜひ、ぜひ!TVアニメで見たい、、です、、、まだ連載も続いていますし、劇場版アニメからまた繋がればいいなと思います。




エトランゼの影響で今日の夜は実央が大好きなカレーライスにしました。明日からもたくさんの人が幸せを感じられる日々が送れますように。